綿花をいただきました。
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/2A33B540-FC27-401B-8E9F-12604421C317-e1549001746385.jpeg)
ほわほわで可愛い。
でも、もらったけど何に使えばいいの⁈
…………………………
…………………………
そうだ…紡ごう(笑)
今まで羊毛とか猫の毛とかしか紡いでこなかったけど、綿は基本ですよね⁈
というわけで、早速綿と種に分離…したかったのですが、
これがまた分けにくいんですよ〜(泣)
まず種の数が多い!!
そして綿と種のくっつき具合が半端ないです(笑)
手でチマチマと綿、種に分けていくんですが、
カスが一緒にとれて綿に混ざっちゃって「キィー٩(`Д´)۶」となります。
もっと上手い分離の仕方は無いかと思い、
おばあちゃんに聞いてみたら…ありましたよ!!
二本の麺棒をくるくる回しながらその間に綿を投入すると、
綿だけが反対側に出て種だけ残るという方法です!
綿花のコットンボールから種を分離する方法
昔はコットンボールから種を外す「綿くり機」という手動の機械があったらしいですが、
今はないので手作りするしかありません。
よし!!やってみよう…と思いましたが、我が家に麺棒は二本も無い…。
んーー。
はっ∑(゚Д゚)
高校時代のブラスバンド部で使ってたバチがあるじゃないか〜。
ってなわけで、バチを麺棒代わりに使ってみました。
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/CB92B0C8-BE9B-4488-B383-979C07FAA500-e1549590493157.jpeg)
あのー…全然分離できないんですけど(笑)⁈
種まで反対側に出てきちゃってますけど(´∀`*)
もう一回おばあちゃんに聞いてみる。
なになに⁈
お菓子の箱かなんかを土台に使うといい⁈
はい、はーい( ´ ▽ ` )ノ
で、段ボール箱を使い簡易綿くり機を作成!
こんな感じになりました↓すごく原始的です!
ご覧の通り段ボールに切れ込みを入れて綿棒・・・ではなく
ドラムのバチを固定しただけの簡単なものですが・・・
うおー o(≧▽≦)o
分離してますっ!!
時間はかかりますが、綺麗に分かれてますよ。
頑張って棒を回し続けること数時間…
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/DC44BA6B-E8E8-429E-88AD-43A739346696-e1549589119209.jpeg)
はい、綿と種に分離しました!!
ここから糸に紡いでいきます。
綿を紡ぐ方法
まずは分離した綿をカードをかけてほわほわにします。
カードとは大きなブラシ状の道具で、2本セットで使います。
カーダーとも言います。
犬や猫用のブラシでも代用可能です。
家に猫がいるのでペット用のブラシでも試してみましたが、
専用の道具のほうが当たり前ですがきれいに整います。
↓これが〜
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/0F46560D-39E9-4678-B588-7E05F00906AF-e1549592033421.jpeg)
↓こうなります!!
羊毛に比べて繊維は短いですね。
カードかけている最中は繊維が舞い上がり、そこら中綿だらけになりました(笑)
繊維が付いちゃってもいい服装で挑みましょう(´∀`)
ここからは羊毛とやり方が違います。
羊毛はカードかけた後、毛をくるくると巻いてローラッグを作りました。
カードをかけた毛を、毛の流れに沿って上から下へ巻いていきロール状になったもののこと
綿はカードをかけた後、繊維を細い棒にきつく巻き付けて「しの」と呼ばれるものを作ります。
ローラッグをきつく巻いたやつです。
こちら↓
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/909B794F-489E-4AA1-BBD1-C387D0BB362A-e1549592810575.jpeg)
ここから棒を取り出して「しの」の完成。
しのが出来てようやく紡ぎに入ります。
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/55E1A1B3-42C0-4B90-B28E-2D54D4755D2E-e1549593319352.jpeg)
猫の毛の時と同じ感覚で、繊維の絡みがイマイチのような…。
綿を紡いだ事がある知人に聞いたところ、軽いスピンドルで紡いでみたらいいということでした。
どうも世の中にはタクリという綿専用の金属スピンドルがあるらしいです。
しかしここにはフツーのスピンドルしかありません。
なので工夫してみました。
- まず撚りを思いっきりかけます。
- 綿を繰り出していくと、その繰り出した部分へ撚りが移っていきます。
- 撚りすぎでも甘撚りでもない丁度いいのところまで綿を繰り出します。
- 撚った部分をスピンドルに巻き付けます。
- また思いっきり撚ります。
あとは②〜⑤の繰り返しです。
これで途中で切れてムキー٩(`Д´)۶とならずに済みます(笑)
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/25D4628C-B9B5-4289-8C00-06163B39B5E4-e1549594200946.jpeg)
はい、こんな感じ。
上手いか下手かは別にして、一応糸と呼べる状態にはなりました。
これを双糸にしていきますが、今回は一本を綿、一本を羊毛で双糸にしてみたいと思います。
なぜかって⁈
それは、もう単糸に紡いである羊毛糸があったから。
丁度長さも同じくらいだったし、綿×羊毛もありかな〜って。
この二本でやっていきます↓
双糸になりました↓
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/275EE7E1-BB3F-40EC-AC0B-B5A8191CCE31-e1549594804664.jpeg)
そうだ!!
双糸について説明してなかったですね。
繊維を一方方向に撚りをかけたものを単糸といいますが、双糸は単糸二本をいっぺんに撚り合わせたもののことです。例えば、単糸の撚りが時計回りだった場合、双糸は反時計回りに撚りをかけていきます。スピンドルに単糸二本を単糸を紡ぐ時と同じようにセットして、単糸とは反対回りに撚りをかけると、二本が撚り合わさっていって双糸ができます。
こんな感じで双糸になったものをかせとり機に巻き直して「かせ」をつくります。
かせ…わかりますか?
玉になっていない毛糸…見たことありますよね⁈
あれが「かせ」です。
↓こんなの
![原毛手紡ぎ毛糸](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/01/mimoritopp.jpg)
今回撚った双糸をかせにとります。
あ、かせとり棒に巻く方法はまた次回にお伝えしますね。
棒に巻き付けたら糸をはずして一方方向に巻き巻きします。
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/1C32CE12-92D4-4300-B392-3EB06AAC66D2-e1550285530879.jpeg)
本当は両手でやる作業ですが、撮影のためにかせとり棒に手の代わりをしてもらいました。
かなり巻いたら真ん中で二つ折りにすると…あら不思議!!
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/56766E65-7FDB-4789-A473-2388CB1621FD-e1550285572711.jpeg)
勝手にかせになってくれます。
![](https://amimononomori.com/wp-content/uploads/2019/02/D37517AC-4644-48D0-A6DE-9E2B41885236-e1550285555672.jpeg)
こんな感じで出来上がりました。